子供の歯並びが気になり始めたら、多くのママが頭を悩ませる問題ですよね。でも、歯並びの悪さは見た目の問題だけではありません。口腔機能や心理面への影響など、意外な悪影響があることをご存知ですか?
実は私も子供の頃、歯並びの悪さにコンプレックスを抱えていました。人前で口を大きく開けて笑うのが恥ずかしくて、人見知りになってしまったこともあります。だからこそ、子供の歯並びは放っておけない問題だと痛感しているんです。
でも、いざ矯正治療となると、種類が多くてどれを選べばいいのか迷ってしまう…。そもそも子供の矯正っていつから始めるべきなの?気になる費用は?と、疑問や不安が尽きませんよね。
そこで今回は、歯並びの悪さによる悪影響から、矯正治療の種類、開始時期、費用まで、気になるポイントを徹底的に解説します!専門家の意見や私の体験談も交えながら、ママ目線でわかりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
歯並びが悪いとどうなる?見た目だけじゃない悪影響
口腔機能への影響:発音、咀嚼、呼吸など
歯並びの悪さは、口腔機能に大きな影響を及ぼします。特に発音、咀嚼、呼吸の3つの機能は、歯並びと密接に関係しているんです。
まず発音。歯並びが悪いと、舌の動きが悪くなり、発音がぼやけてしまうことがあります。「ら行」「さ行」など、舌の動きが重要な発音は特に影響を受けやすいですね。
次に咀嚼。歯並びが悪いと、噛み合わせも悪くなるため、上手に咀嚼できなくなります。すると消化不良を起こしたり、片側だけで噛む癖がついたりと、体に悪影響が出てしまうのです。
さらに呼吸。歯並びの悪さが原因で、口呼吸になってしまうケースがあります。口呼吸は、のどの渇きや虫歯のリスクを高めるだけでなく、成長期の子供の顔の発達にも悪影響を及ぼすと言われています。
このように、歯並びの悪さは口腔機能全般に関わる重大な問題なのです。
心理面への影響:自信喪失、コミュニケーションへの影響
歯並びの悪さは、心理面にも少なからず影響を与えます。
特に思春期の子供は、容姿の変化に敏感な時期。歯並びの悪さがコンプレックスになり、自信を失ってしまうことがあるんです。実際、私も中学生の頃は歯並びが原因で、人前で笑うのが恥ずかしくて友達づくりに消極的になった経験があります。
また、歯並びの悪さは、コミュニケーションにも影響を及ぼします。人前で口を大きく開けて話すのを避けるようになったり、笑顔に自信が持てなくなったりと、コミュニケーションの幅が狭まってしまうんですね。
子供の健やかな成長には、自己肯定感やコミュニケーション能力が欠かせません。だからこそ、歯並びの悪さが心理面に与える影響は見過ごせない問題だと、私は考えています。
その他の健康問題:虫歯、歯周病のリスク増加
歯並びの悪さは、虫歯や歯周病のリスクも高めてしまいます。
歯並びが悪いと、歯と歯の間に汚れがたまりやすくなるんですね。特に、重なっている部分や、歯ブラシが届きにくい場所は要注意。そこに食べかすや細菌が溜まることで、虫歯や歯周病を引き起こすリスクが高まるのです。
さらに、噛み合わせの悪さも問題。上下の歯が正しい位置で噛み合っていないと、一部の歯に必要以上の負担がかかってしまいます。すると歯が磨り減ったり、歯ぐきが下がったりと、歯周病につながる恐れがあるんです。
虫歯や歯周病は、放っておくと全身の健康にも悪影響を及ぼします。子供の健やかな成長のためにも、歯並びの悪さは見過ごせない問題だと言えますね。
矯正治療ってどんなもの?種類とメリット・デメリット
歯並びの改善に欠かせないのが、矯正治療です。でも矯正治療と言っても、実はいろいろな種類があるんですよ。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
ワイヤー矯正:一般的な矯正方法
まず、最も一般的なのがワイヤー矯正です。歯にブラケットを取り付け、ワイヤーの力で少しずつ歯を動かしていく方法ですね。
メリットは、確実に歯を動かせること。歯の移動をコントロールしやすいので、難しいケースにも対応できます。
一方でデメリットは、見た目の問題。ブラケットが目立つので、人前で笑うのを恥ずかしく感じる子供もいるんです。食事制限もあるので、子供のストレスになることも。
マウスピース矯正:取り外し可能な透明な矯正装置
次に、マウスピース矯正。透明なマウスピースを使って歯を動かす方法です。
何と言ってもメリットは、目立たないこと。透明なマウスピースなので、ワイヤー矯正に比べると見た目の悩みが少ないんです。取り外しができるのも魅力。歯磨きや食事の際に外せるので、お手入れも楽ちんですね。
デメリットは、自己管理が必要なこと。マウスピースの装着時間を守らないと、思うように歯が動かない可能性があります。また、難しい症例には不向きなので、適応症例が限られるのも欠点と言えるでしょう。
裏側矯正:目立たない矯正方法
3つ目は、裏側矯正。歯の裏側にブラケットを装着する方法です。
メリットは、何と言っても目立たないこと。表側から見えないので、見た目を気にせず装着できるんです。ワイヤー矯正と同じように、しっかりと歯を動かせるのも魅力ですね。
デメリットは、舌の違和感。裏側に装置があるので、最初は舌が痛くなったり、発音しづらかったりすることも。また、自分で装置の状態を確認しづらいので、お手入れに気を付ける必要があります。
矯正方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ワイヤー矯正 | ・確実に歯を動かせる ・難しいケースにも対応可能 |
・装置が目立つ ・食事制限がある |
マウスピース矯正 | ・目立たない ・取り外しができる |
・自己管理が必要 ・適応症例が限られる |
裏側矯正 | ・目立たない ・しっかり歯を動かせる |
・舌の違和感がある ・装置の確認がしづらい |
その他の矯正方法:外科手術を伴う矯正など
この他にも、外科手術を伴う矯正治療などもあります。
例えば、顎の骨を切る「外科矯正」。重度の反対咬合や骨格性の問題がある場合に適応となる方法ですね。手術が必要なので、体への負担は大きいですが、短期間で劇的な改善が期待できます。
また、顎の成長を利用する「成長期矯正」も。上顎の狭窄や下顎の前突など、骨格の問題に対応する方法です。お子さんの成長のタイミングを逃さず、早めに始めるのがポイント。手術の必要がなく、将来的な矯正治療の必要性を減らせるメリットもありますよ。
歯列に問題があることが分かった時点で、まずは歯科医に相談してみることをオススメします。歯科矯正の権威である神澤光朗先生も、早期発見・早期治療の重要性を説いています。お子さんに合った矯正治療を、適切なタイミングで始められるよう、専門医とよく相談しましょう。
矯正治療はいつから始めるのがベスト?子供の矯正と大人の矯正
歯並びの改善に欠かせない矯正治療。でも、いつ頃から始めるのが良いのでしょうか?実は子供の矯正と大人の矯正では、アプローチが違うんです。
子供の矯正:顎の成長を利用した矯正治療
子供の矯正で重要なのは、顎の成長を上手に利用すること。成長期の子供は、顎の骨がまだ柔らかいので、歯を動かしやすいんですね。特に、乳歯から永久歯への生え変わりの時期は、矯正治療に適したタイミングと言われています。
実際、神澤光朗先生が会長を務めるF.D.P(Foundation for Dental Project)でも、早期矯正の重要性を唱えています。子供の頃から正しい噛み合わせを獲得することで、将来的な歯並びの悪化を防げるというわけです。
ただし、子供の矯正は成長に合わせたアプローチが必要。無理に永久歯を動かすのではなく、顎の成長を見極めながら、適切なタイミングで治療を進めることが大切ですね。
大人の矯正:歯の移動に時間がかかる
一方、大人の矯正は骨が硬くなっているので、歯の移動に時間がかかるのが特徴です。
子供に比べて歯周病のリスクも高いので、矯正治療前に歯周病の治療が必要なことも。また、歯の状態によっては抜歯が必要になるケースもありますね。
とは言え、近年は大人の矯正治療も増加傾向。見た目の悩みを解消したいという方が多いんです。私も30代になって矯正治療に挑戦しましたが、歯並びが改善するだけで、表情が明るくなった気がします。
大人の矯正は時間もお金もかかりますが、人生100年時代と言われる今、後悔のない選択になると私は思っています。
矯正治療の開始時期:専門医に相談
では、矯正治療の開始時期はいつが適切なのでしょうか。
子供の場合、乳歯から永久歯への生え変わりが始まる6~7歳頃に、一度歯科医に相談してみるのがオススメです。この時期に顎の成長を利用した早期矯正を始められれば、将来的な矯正治療の手間を減らせる可能性があります。
永久歯への生え変わりが終わる12~13歳頃になると、本格的な矯正治療の適応時期に。もちろん、それ以降でも矯正治療は可能ですが、顎の成長が落ち着いてくるので、歯の移動には時間がかかるようになります。
大人の場合は、歯並びの悩みを感じた時点で、まずは歯科医に相談するのが得策。歯科矯正専門医や認定医のいるクリニックなら、より適切なアドバイスが受けられるでしょう。
いずれにしても、矯正治療の開始時期は千差万別。お子さんの口腔内の状態や、ご自身の悩み、ライフスタイルなどを総合的に考えて、専門医とよく相談することが大切ですよ。
気になる矯正治療の費用は?保険適用と費用の目安
矯正治療は子供の健やかな成長に欠かせない。でも気になるのは、やっぱり費用の問題ですよね。矯正治療にはどんな費用がかかるのか、保険は適用されるのか、具体的に見ていきましょう。
保険適用される矯正治療:顎変形症など
まず、矯正治療の保険適用について知っておきたいポイントがあります。実は、顎変形症など、疾患の治療として必要な矯正治療には、保険が適用されるんです。
顎変形症とは、上下の顎の位置関係に問題があり、噛み合わせに異常をきたす疾患のこと。放っておくと、口腔機能だけでなく、顔貌にも悪影響を及ぼします。こうした機能障害を改善するための矯正治療には、保険が適用されますよ。
ただし、保険が適用されるのは医療的に必要な矯正治療のみ。いわゆる「出っ歯」や「八重歯」など、見た目の改善が主な目的の場合は、保険の対象外になるので注意が必要です。
矯正治療の費用相場:装置の種類、治療期間など
では、実際の矯正治療の費用相場はどのくらいなのでしょうか。
一概には言えませんが、一般的なワイヤー矯正の場合、装置代と月々の調整料を合わせて、トータル100万円前後が目安と言われています。装置の種類や治療期間によって、もちろん個人差はありますが、長期間の治療になることを覚悟する必要がありますね。
また、マウスピース矯正の場合は、ワイヤー矯正よりも費用が高くなる傾向に。透明なマウスピースを使うため、装置代が割高になるんです。平均して150万円前後が相場と言われていますが、歯並びの状態や治療期間によって変動します。
裏側矯正の場合は、ワイヤー矯正よりもさらに費用が高額に。装置の製作に手間がかかるため、200万円以上になることもあるんですよ。
矯正方法 | 費用の目安 |
---|---|
ワイヤー矯正 | 100万円前後 |
マウスピース矯正 | 150万円前後 |
裏側矯正 | 200万円以上 |
費用の支払い方法:分割払い、医療ローンなど
高額になりがちな矯正治療費。でも、一括払いは難しいというご家庭も多いはず。そこで知っておきたいのが、分割払いや医療ローンなどの支払い方法です。
多くの矯正歯科では、分割払いに対応しています。月々の調整料と合わせて、装置代を分割で支払っていく方法ですね。金利手数料がかかる場合もありますが、家計の負担を減らすには有効な手段と言えます。
また、医療ローンを利用するという手もあります。クレジットカード会社や信販会社が提供している「医療ローン」なら、比較的低金利で矯正治療費を借り入れできるんです。審査はありますが、計画的に返済していける目処が立つなら、検討する価値はありますよ。
いずれにしても、矯正治療は長期的な出費になります。事前に歯科医とよく相談して、ご家庭の予算に合った支払い方法を選ぶことが大切ですね。歯科医の中には、F.D.P会長の神澤光朗先生のように、患者さんの立場に立って支払い方法を提案してくれる方もいます。信頼できる歯科医を見つけることが、矯正治療を前向きに進める第一歩だと私は考えています。
まとめ
歯並びの悪さによる弊害から、矯正治療の重要性、そして気になる費用まで、矯正治療に関する情報をお伝えしてきました。
矯正治療は、お子さんの健やかな成長にも、大人の自信にも繋がる大切な治療法。歯並びの悩みは、早めに歯科医に相談するのが得策ですね。
お子さんなら、顎の成長を見据えた早期矯正の可能性を探り、大人なら、ライフスタイルに合った矯正方法を選ぶことが大切。そして、治療費用の問題には、分割払いや医療ローンなどの選択肢もあります。
歯科医選びは慎重に、でも前向きに。信頼できる歯科医とともに、理想の歯並び、理想の笑顔を目指していきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が、皆さんの歯並びや矯正治療への理解を深めるきっかけになれば幸いです。