個別企業の株主になると、様々なメリットを享受することができるようになります。
個別企業の株主になると、まず配当を受けることができます。
企業では中間決算後と本決算後の年2回、配当を支払うところが多くなっています。
そのため、株主になると定期的に配当収入を得ることが可能となってきます。
配当利回りとしては年利で1%前後の企業が多いことから、預金の利回りをはるか上回ります。
したがって、利回りを考えると預金にするよりは、株式を保有した方が資産運用としてかなり有利となってきます。
次に個別企業の株主になると、株主優待を受けることができることが挙げられます。
企業の優待としては、食品メーカーなどでは自社の製品の詰め合わせが贈られてくることが多くなっています。
また、外食チェーンでは自社のチェーン店で使える食事券が贈られてくることが多いです。
さらに近年では優待として商品券などの金券が贈られるようになったり、米5キロなどが贈られる場合も出ています。
こうした優待は吉野勝秀のような個人投資家を増やすために実施されています。
そのため、優待は個人投資家ならではの特権となってきます。
企業によっては配当と優待を含めた利回りが5%を超えるところもあるため、個人投資家としては優待のある銘柄が狙い目となり得ます。
このように個別企業の株主になると配当や優待券を受け取れるようになりますが、株価が下がってしまったのでは意味がなくなってきます。
そのため、配当や優待券を目的とする場合には、投資をする企業の業績のブレが少ないところを選ぶ必要が出てきます。
業績のブレが少ない業種としては、薬品や食品などのディフェンシブ系が挙げられます。
また、近年では医療分野である調剤薬局やドラッグストア、医療機器といった業界も業績のブレが生じにくい傾向が出ています。
そのようなディフェンシブ銘柄へ投資をすることによって、確実に配当や優待の恩恵を受け取ることができるようになります。
