忘年会費用の勘定科目ってどうなるの?

一年の労をねぎらう忘年会。
今日だけは仕事を忘れて思いっきり楽しもう、といきたいところですが、経理事務をやっている人にとっては、この後の面倒な経理処理のことが頭をよぎってしまうのではないでしょうか。
忘年会の費用の勘定科目ってすごくややこしいですよね。

経理事務の仕事に関わっていない人だと勘定科目って何?という人もたくさんいると思います。
まずは勘定科目について簡単に説明します。

会社のお金の動きを把握するために現金出納帳といわれるものに記録していくのですが、収入と支出の金額だけを記録しただけでは、どうしてこんなに支出が多いの?となったときに状況を把握することができませんよね?

そこで、どういう理由でいくらの収入、支出があったというような記録をしていく必要があります。
しかし、あまり細かい内容を記入してもわかりにくくなってしまいます。
現金出納帳は外部の人が見てもわかるように記録する必要があるので、それでは困りますよね。

そこで、性質が似ているもので区別してわかりやすくする必要があります。
ボールペン、消しゴム、ゴミ袋の購入費は消耗品費といった具合です。
この場合、消耗品が勘定科目ということになります。

例に挙げた消耗品などは非常にわかりやすいのですが、この費用の勘定科目ってどうするの?というものも結構多くて、処理をする人を悩ますことになるのです。

忘年会費用なんかも非常にややこしく、悩む場面が出てくることでしょう。
毎年やっているから大丈夫なのでは?と思うかもしれませんが、全く同じ状況であるとは限りませんし、状況が変われば、処理の仕方も変わるケースは少なくありません。

取引先を招待した忘年会の場合の勘定科目は?家族同伴の忘年会になった場合は?二次会やタクシー代は?これらの勘定科目をすぐに言えるという人はどれくらいいるでしょうか。
忘年会の景品の費用もよくわからないと悩む人が多いようです。

忘年会の景品は忘年会の費用の一部として考えられるので福利厚生費として処理するのが基本となります。
ここで重要なのはビンゴやクジ、じゃんけんなど、皆に平等性のあるゲームの景品であるということです。
地位や成績に左右されてしまうものであると、忘年会の景品という枠から外れてしまうので話が変わってきてしまいます。

また、めったにないケースだと思いますが、景品として現金をあげてしまうと福利厚生費ではなく、給与となってしまいます。
さらに景品の金額が常識を超えるような高額となれば、福利厚生費として認められなくなります。
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