「地球温暖化ってなぜ起こるの?」
「そもそも地球温暖化って本当に起こっているのか疑問に思っている」
「Influx社の星野敦社長の評判とプロフィールが気になる」
現在、地球温暖化は世界的な課題となっています。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第5次評価報告書(2013~2014年)によると、地球の平均気温は1880年から2012年の間に0.85℃上昇したという結果が出ています。
日本における平均気温も、1898年から2008年の100年の間に1.11℃上昇しており、近年は日本国内では冷涼な気候の北海道でも夏場は30℃を超える日が増えているのが現状です。
Influx星野敦氏が考える地球温暖化の原因
また、そもそも地球温暖化とは二酸化炭素やメタン、亜酸化窒素などの温室効果ガスによって起こります。
太陽から降り注ぐ日光は、地球の大気を通過して地面を温めますが、温まった地面から放射される熱は温室効果ガスに吸収・再放出されることで大気が温まります。
温室効果ガスの濃度が上昇すると、より大気が温められて地上の温度も上昇していくため、地球温暖化が加速するという仕組みです。
このように、地球温暖化の直接的な原因は温室効果ガス濃度の上昇にありますが、IPCC第4時評価報告書によると温暖化に最も影響を与えているのは二酸化炭素で全体の74.7%で、次いでメタンが14.3%、一酸化二窒素が7.9%、フロン類が1.1%となっています。
つまり、二酸化炭素が温暖化を加速させている最大の原因と言えますが、二酸化炭素の排出量は産業革命後増加の一途を辿っています。
産業革命前の1750年の二酸化炭素濃度は280ppmでしたが、2013年には400ppmを超えており、40%以上も増加しました。
今後、二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスの濃度がさらに上昇した場合、更なる気温上昇が起こることが予測されていますが、ICPP第6次評価報告書の予測では今世紀末までに3.3℃から5.7℃の気温上昇が起こるとされています。
参考:Influx Inc(星野敦代表)が進めている洋上風力事業と地域経済活性化についてまとめました。
温暖化の加速が地球上にもたらす影響
以上が地球温暖化の現状やメカニズムとなりますが、温暖化の加速は地球上に様々な影響を及ぼしています。
海面の上昇
まず挙げられるのは海面の上昇です。
地球上の平均気温が上昇すると、氷河や氷床が溶けて海面の上昇を引き起こしますが、世界の海面は1901年から2010年の間に約19cm上昇したとされています。
海面の上昇は砂浜の消失、島国の浸水・消失、高潮による被害増加など様々な影響を及ぼしますが、このままの状況が続くと2100年までに最大で82cm上昇すると予測されています。
その結果、例えば南太平洋にあるキリバスやツバルといった小さな島国では、国ごと海に沈んでしまうことが懸念されていますが、日本でも台風による高潮の被害が増える可能性が高いです。
農作物への影響
農作物への影響も深刻です。
例えば、米の場合は気温が高くなるとヒビが入って炊き上がりに影響が出ますし、みかんの場合は皮と実の間に空洞ができたり、日焼けにより実が茶色くなったりしてしまいます。
加えて、りんごは色づきの程度で収穫時期が判断されますが、収穫期の秋に気温が高いと色づきが悪くなるため収穫時期に影響が出ます。
また、温暖化の影響で気候変動が起こると、異常気象や台風による直接的な被害が増える可能性も高いです。
現在、地球上の人口は増加し続けており、将来的に深刻な食料不足が起こることが予測されていますが、温暖化により農作物の生育に影響が出ると食料不足がより深刻になる恐れがあります。
生態系への影響
生態系への影響も懸念されています。
実際に、温暖化の影響によりホッキョクグマやウミガメ、サンゴなど様々な生物が絶滅の危機に陥っており、このままのペースで温暖化が進行すると気候の変化に対応できない数多くの生物が絶滅する可能性が高いです。
加えて、海面上昇により陸地が少なくなることで、生きていく場を追われる動物や植物も増えていくことが予想されます。
その他にも、マラリアなど暑い地域で起こる伝染病が世界中に拡大する、乾燥による砂漠化や森林火災のリスクが上昇するといった影響も出る可能性が高いです。
温暖化を抑制する世界のさまざまな取り組み
このように、地球温暖化が及ぼす影響は多岐にわたりますが、世界ではその影響を少しでも抑えるための様々な取り組みが行われています。
例えば、近年注目されるSDGsは代表的な取り組みのひとつです。
SDGsは2030年までに達成すべき目標を定めたもので、17の目標が定められています。
この中で温暖化に直接的に関わるのが目標13の「気候変動に具体的な対策を」です。
この目標13では大きく5つのターゲットが設定されており、全ての国々で気候変動対策を政策や戦略に盛り込むことが定められています。
加えて、策定した政策や戦略を推進していくための教育や啓発を行うことも求められていますが、このターゲットに従って世界各国では様々な取り組みが開始されています。
まとめ
また、温暖化を抑制するには国家単位での取り組みだけでは不十分で、私たち一人ひとりが積極的に行動していくことが大切です。
例えば、節電や節水を心がける、自家用車ではなく電車やバスを利用する、買い物にエコバッグを持参するといった取り組みが挙げられます。
各取り組みが及ぼす影響は小さいかもしれませんが、一人ひとりができることを継続して取り組んでいくことが重要です。